子ども・子育て新システムの導入にあたって、制度も変わってきますが、このブログを読んで下さっているみなさんに制度のお話をしても仕方がないので、直接的に保護者の皆さんに関係する事柄をお知らせしたいと思います。
新システムが施行されれば、大きく変わるところがいくつかあります。
まずは、保育料に関してですが、これまでは、保護者が市町村に保育料を納めていましたが、新システムでは、市町村から支給された給付金を、保護者は直接園に納めることになります。いわゆる直接契約になるわけですが、確実に保育料に充てるために法定代理受領の仕組みになります。
法廷代理受領というのは、現行では介護保険において導入されているサービスですが、サービス利用料に際しての負担方法のことで、利用者が指定サービスを受けた場合に、全体の1割分の費用を支払い、その負担分を除いた分については事業者が市町村等に請求し、市町村などから支払いを受け取ることです。
費用の割合などに関しては、今後、システム案を練って決定されると思いますので、現時点でははっきりしたことはまだわかっていません。
また、同じく保育料に関してですが、これまでは、保育園を利用している保護者の負担額は、家庭の収入によって区分されていました。家庭の収入によって区分され、保育料が決定するところは変わりないのですが、これに加え、利用する保育時間の長短による区分も導入されることになります。
これは、これまで幼稚園を利用していた家庭は、保育園と比べ保育時間が短いので、それに配慮したものです。
短時間の利用者は、長時間の利用者の一定割合の負担額が設定されるようです。
つまり、長時間保育を利用すれば、その分保育料も増え、短時間の利用ならば、長時間の利用に比べ保育料が減るということです。
こちらの割合に関しても、まだ案を練っている段階ですので、現時点でははっきりとした数値が決定しているわけではありません。
施行まではあと数年ありますので、その間に、具体的な内容が徐々に決まっていくと思います。決定次第、その都度、こちらのブログや園からのお知らせ等でお知らせしていきたいと思います。
もちろん、法案が通らなければ、何も進まないのですが・・・(笑