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子どもエッセイ

卒園シーズン

2017/03/24

今年度も残すところあとわずかとなりました。

毎年この季節になると、春の訪れや新年度への期待と喜びだけでなく、今年度の終わりを感じます。

毎年毎年、卒園児が園を旅立っていくわけですが、これがなんとも寂しいんですよね。

それぞれの子どもたちには未来があって、これから就学してそれぞれの人生を歩んでいくわけですから、喜ばしいことであることは間違いないのですが、いなくなってしまう寂しさは何とも言いようがありません。

一緒に過ごした時間が、卒園式のあの短い時間の中で、一気に思い出されちゃうんですよね。

特に卒園証書授与の際。

ひとりひとり名前を読み上げて渡すのですが、もう一気に走馬灯のように、それまでは忘れていたことが出てきちゃうんですから不思議です。

例年、式の直前まで、「今年は泣かない」って思うんですけどね。

入場の曲のイントロでダメですもんね(笑)。

泣かないことはもう諦めていますから、当日は、大きめのタオルハンカチ常備で臨みますけども。

保育期間が長くても短くても、それぞれの子どもにそれぞれの思い出があって、子どもと話した何気ない会話や、子どもの何気ない表情や態度、そういったものが次々と思いだされます。

卒園して、子どもたちはそれぞれの就学先へ就学し、これからも育っていきます。

今の子どもたちが大人になる頃には2029年という大きな節目を迎える頃です。

みんながおとなになる頃、世の中はどうなっているのでしょうか。

どんな職業があり、どんな生活をしているのでしょうか。

先のことは今は知ることはできませんが、それぞれの子どもたちにとって、自分なりの幸せを見つけていてほしいなと思います。

 

 

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