日本においては、7歳になる年の4月に小学校に入学します。
年齢の枠だけで判断し、年齢で区切って教育が進んでいきます。
実は、先進国の中で、子どもを年齢で区分けしているのは日本だけなんです。
これだけ豊かで、安全な国が、教育に関しては、びっくりするくらい遅れています。
戦後、教育に関しては、法令もシステムもほとんど変更なく今を迎えているのが日本です。
では、先進諸国では、何を基準にしているかといえば、それは「子どもの発達」です。
ドイツにおいても、それは変わりなく、「〇歳になったから就学」ではなく、「就学の発達をしているから就学」となります。
ですから、年長のクラスや小学校1年生のクラスには、年齢の様々な子どもが在籍します。
ドイツにおいては、小学校4年生の時点で、将来の方向性を決定します。
その時点で、学力テストを行い、将来的に大学へ行けるかどうかも判断されます。
ですから、ドイツの保護者は、就学を1年遅らせることが多いようです。
焦って就学させて将来的に不利益を被るより、1年待って十分な力を備えてから就学し、将来的に安定する方法を選ぶわけです。
これは、日本でも、保護者は同じ気持ちではないかと思います。
ただ、教育システムがそれを許しませんから、結果的に子どもに不利益が生じることになっているのが現状です。
教育のシステムを変えていくことは時間がかかりますし、何か変えようとすれば必ず反発する人が出てくるのが世の常ですが、少子化が進む中で、子どもへかけるお金も時間も以前に比べればずいぶんと余裕はなくとも考える余地はあるはずです。
子どもの発達を軸にした教育システムの構築が、日本の抱える大きな課題のひとつではないかなと感じますね。
あー。
移住したい。。。(笑)
正直なところ、日本で育児したことをすごく後悔した8日間でした!