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子どもエッセイ

胎児

2013/01/04

胎児とは、読んで字のごとく、母親の胎内にいる子どものことです。

この胎児を、「ひとりの人間」と認めるか否かは、国によって違います。

例えば、ローマやスイスの民法では、胎内にいる状態でも「生を受けたひとりの人間」とみなし、法的な権利も生じます。

逆に、フランスやドイツ、日本などでは、生まれてから初めて、「生を受けたひとりの人間」とみなし、法的な権利等は、出生後に生じます。

胎内にいる状態ですと、目の前で見ることはできませんから、実感が湧きづらいのでしょうか。

ただ、近代の科学の進歩により、胎内の赤ちゃんの映像を3Dではっきりと確認できるようになっていますから、昔に比べれば、「目に見える」と言えます。

私は、どちらかといえば、胎内にいる状態でも「ひとりの人間」とみなす方に共感できます。

というのも、胎内にいるかいないかの違いだけで、「ひとつの命」であることに変わりはありませんから。

 

近年では、各国の赤ちゃんの研究が進んできていて、胎内の赤ちゃんのいろんなことがわかってきています。

そのことに伴い、赤ちゃんの研究に携わる様々な学会では、胎内にいるときから赤ちゃんを「ひとりの人間」とみなす傾向が一般的になってきているそうです。

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