2008年に「日経ウーマン」が行った「女性が働きやすい会社」に関する調査の結果は、働く女性にとって、とても興味深いものでした。
その年のトップ3は、「P&G」「資生堂」「日本IBM」の3社。
それぞれの働く女性に対しての制度は、働く女性、特に働く母親にとっては、どれもとてもありがたいものです。
どういった制度があるかというと・・・
◆女性管理職登用率 16%
◆ダイバーシティ(多様性)の尊重
◆仕事と子育てに関するカウンセリング制度
◆育児・介護・仕事サポート制度
◆フレキシブルな勤務体系
◆企業内保育施設
◆育児支援プログラム
◆平均勤続年数が長期
などなど。
産休・育児休暇はもちろんのこと、介護休暇やリフレッシュ休暇も整備されているとのこと。
大手の企業になればなるほど、女性の活躍が、企業の成長に不可欠なものであるとの理念をもっており、男性優位の社会に疑問を呈しています。
世の中に男性と女性が存在するように、企業に男性も女性も存在するのは当然のことです。
企業としても、やっと育った人材が、結婚や出産のために離職してしまうことへの勿体無さや理不尽さ、コストパフォーマンスの悪さなどで、長年頭を悩ませてきたようです。
その現実を憂うだけでなく、どうすれば育った人材を確保しておけるか、という考えにシフトチェンジし、実行に移すところがさすが大手の企業というところでしょうか。
女性は男性と比べ、同時処理が得意な性だそうです。
そのことからも、結婚や出産を理由に、仕事をなくしてしまうのは、勿体無い気がしますね。