保育所は、現行の制度ですと、原則として、「子どもを保育するおとなが家庭にいないこと、または家庭で保育を行うのが難しいこと」が条件になっています。
つまり、ほとんどのお母さんが、仕事なり、家庭で子どもを見ることができないなどの理由があるわけです。
そのため、働くお母さんは、常に仕事と育児とを両立させることで頭を抱えてしまいます。
育児に専念してしまえば、家計が苦しくなり、仕事に専念してしまえば、育児が疎かになってしまうわけです。
この仕事と育児の両立は、女性の社会進出と共に、大きな課題として現在も様々な論議が繰り広げられています。
世間でそれだけ論議されているということは、世の中のお母さん達がそれだけ困っていたり悩んでいるということです。
しかし、よくよく考えてみれば、果たして、仕事と育児を両立することってできるのでしょうか?
両立ですから、どちらも100%でないといけないわけですよね。
身体はひとつしかありませんから、はっきり言って、どちらも100%なんてできるわけないんです。
そもそもできないことを、両立させろと言われても・・・(笑。
そこで、近年は、両立という考えではなく、「バランス」という考えにシフトチェンジする企業が増えてきました。
要するに、仕事と育児とのバランスを上手にとっていきましょう、ということです。
身体はひとつしかないわけですから、ひとつの身体を100とすると、例えば40を仕事、40を育児、残りの20を家事とか自身のライフワークにあてる、というわけです。
この考え方だと、少し気が楽になる気がしませんか?