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子どもエッセイ

保育者不足

2012/08/17

都心部では保育者の不足が慢性的な課題となっているようです。
この10年で保育士の不足は急激に進んだような気がします。
毎年。何万人もの保育士を希望する学生が養成校に入学するのですが、実際に保育士として職につく学生は数少なく、また、晴れて保育士として職に就いた人も年度途中で退職したり、数年で退職したりと、なかなか保育士として生きていくことを諦めてしまう人が大勢います。
これには、多くの理由があります。
まず、仕事の内容にたいしての処遇がよくないこと。
保護者の対応が大変であること。
勤務時間が長いこと。
責任が重いこと。
重要な仕事であるにも関わらず、社会的地位が低いこと。
職場内の人間関係が悪いところが多いこと。
新人いじめを行うところが多いこと。

いやぁ
こうやって条件を見てみると、私も働きたくないなぁ笑

ですが、一番の理由は、そこに夢とか希望を見いだせないことが一番の理由だと思いますね。
保育士として働くことそのものではなく、劣悪な職場が多すぎてうちひしがれてしまうんですね。
本当に不幸なことだと思います。

せっかく自分なりの思いを抱いて保育士になろうとする若者の芽を摘んでしまうんですから。

本当の保育は、とても楽しく色んな感動や人との繋がりを感じさせてくれる素敵な仕事なのに。

この深刻な状況を踏まえ、同じ保育理念を持つ全国の仲間や関係する養成校が協力して動き始めています。

少しでも多くの保育士を目指す若者が本当の保育に出会えますように!!

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