1945年8月6日。
広島に原子爆弾が投下されました。
実践で使用された初めての核爆弾です。
この原爆により、当時の広島市の人口35万人(推定)のうち9万から16万6千人が、被爆から2~4カ月以内に死亡したとされています。
そして、現代でもなお、被爆により苦しんでいる人々もいます。
私も含め、今の大人は、戦争を経験していない人がほとんどです。
ですから、当時の状況や苦しみなど、資料でしか知ることができません。
様々な写真や映像が残されていて、思わず目を背けたくなるものばかりですが、決して目を背けてはいけないものだと私は思っています。
凄惨な有様をちゃんと目に焼きつけ、「戦争は悲劇しか生まない」ということを、きちんと認識しなければいけないと思っています。
確かに今の子ども達には、刺激が強すぎるかもしれません。
飽食で、物も豊かにあり、飢えに苦しむことも、夜中に空襲に怯えることもない時代で育っていますから。
ただ、やはり、時期が来て、子ども達が成長した時には、一度は必ず「戦争」について学ぶことはとても重要だと思います。
そして、そのときには、絶対に戦争はいけないことだ、とはっきりと子ども達に伝えるべきだと思います。
そのためにも、普段からおとながその姿勢をモデルとして示さなければならないのでしょうね。
憎しみは憎しみしか生みません。
負の連鎖は、子ども達には持ち越さずにいてほしいものです。