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子どもエッセイ

ごめんなさいという言葉2

2012/07/12

ケンカの際、幼児クラスの子ども同士が「おはなしの森」で、時は年長児を仲介役にして話し合うことがあります。

問題を自分達で解決する能力を養うためのスペースです。

前日の、「ごめんなさい」という言葉ですが、この言葉を、心から自分が悪いことをしたと思い、相手を傷つけてしまったのではないかと気づいたときに、初めて子どもの口から自発的に出てくることがあります。

年長さんが仲介役に入っていることが多いのですが、この年長さんたちが、すごいんですよ。

ちゃんと当事者同士の気持ちを聞こうとする姿勢があって、それぞれの言い分をなんとか聞き取ろうとするんですね。

年長さんくらいになると、ずいぶんと自分の気持ちや思いを自分の言葉で上手に伝えられるようになってくるのですが、それより下の子ども達は、まだ自分の感情をどのような言葉で表現したらいいかわからないことが多いんですが、年長さんはそれを十分わかっています。

ですので、なんとか言葉や表情から気持ちを汲み取ろうとするわけです。

もちろん、年長さんが間に入っても、平行線を辿ってしまうときもあります。

そのときは、保育者が仲立ちに入ります。

まだ「おはなしの森」が発達上、不適切であったりもしますので、当事者の子どもの普段の発達をよく見ていないといけないわけです。

 

最近、少し気になるのが、注意するときの口調が強すぎる子が多いことです。

言っていることは正しいことなんですが、口調が強すぎて、言われた子どもが傷ついてしまうことがあります。

もう少し優しい口調で伝えるように子ども達に伝えていきたいと思います。

「もっと優しく言って」と言ったところで、伝わるわけがありませんから、さぁて、どんな方法がいいでしょうねえ。

きっと本人は、そんなにきつい口調で言っている意識はないんですよね。

やっぱりココは

「怒ってるの?」

という単純な質問が一番効果的かもしれません。

自分で気づかないと治しようもないですからね。

同時に、気づいているけどなかなかやめられないって事もありそうです。

ご家庭でも、子どもを注意するときの口調に気をつけてもらえると助かります。

もちろん、保育者全員も、もっと気をつけないといけないことですね!

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