MENU CLOSE

子どもエッセイ

専門家

2012/06/04

世の中には本当にたくさんの専門家がいます。

その専門家の名称を名乗るのに、経験年数や実績、資格取得試験などをこなして初めて名乗ることができるものも少なくありません。

保育園という職場だけでも、保育士・看護師・調理師・栄養士・管理栄養士などなど何種類もの専門家がいます。

専門家と聞けば、その専門のことは何でも分かっていると思われがちですが、資格があるから誰でも「専門家」なのかと言われると、私はそうではない気がします。

もちろん、その資格を取得するために、たくさん勉強して実績や経験を積んで、晴れて資格取得となったのでしょうが、「専門家」とは、「日ごろから向上心を持ち、分からないことは分からないと素直に述べることができて、常に新しいことに取組み、何かを得ようとしている」人だけが「専門家」と言える気がします。

資格取得した時点がゴールなのではなく、そこからがスタートだと思うんですよね。

私自身もいろんな資格を持っていて、それぞれの専門に関係する専門家の方々とお会いしてお話したり、講義を受けたりすることがありますが、やはり「あぁこの人は専門家だなぁ」と思える人ばかりではないのが辛いところです。

ですが、本当に専門家と思える人に出会えたときの喜びは、言いようがないほど嬉しいものです。

人間、死ぬまで勉強だと言いますが、専門家を名乗る以上は、本当にその通りだと思います。

top