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子どもエッセイ

野田先生

2012/06/01

年に2回、東京都から来園して頂いている野田先生。

園に来て頂く様になって5年が経過しました。

野田先生をご存知ない方もまだいらっしゃると思いますので、簡単に紹介を・・・。

野田先生は、東京都八王子市で、NPO法人 CEセンターの理事長をされています。

CEとは、Child rearing and Education support center(子育て&教育支援センター)の略です。

CEセンターでは、乳幼児から中学生までの幅広い子ども達の発達を、専門的な知識と正しい見方で、多様な援助を行っています。

うちの園でも、野田先生による子どもの観察や面談、糸島市内の保育会での講演など、幅広くお世話になっています。

野田先生は、東京都を中心に、全国各地へ足を運んで、様々な援助をされているのですが、とてもご多忙な身で、一月の間で30箇所回られることも・・・。

学校心理士さんなのですが、その名称だけ聞くと、心理面だけを視られると思われがちなのですが、心理面はもちろん、子どもたちの発達全般を専門的に観てくれます。

そして、その見立ては本当にびっくりするくらい正確なんですね。

専門家なのですから当然と思われるかもしれませんが、専門家と言っても名ばかりの人も多いのが現状ですよね。

特に、全国的にもそうなのかもしれませんが、糸島市における子どもの発達に関する専門的なケアは、お世辞にも行き届いているとは言いがたく、また、実際に子どもの姿と見立てにズレがあったりすることも多くあります。

この数年、そういった状況で、モヤモヤした気分をかなり味わってきたのですが(まぁ現在もですが・・・)、野田先生の見立てとアドバイスにより、子ども達の本当の姿を知ることができるようになりました。

それは私だけでなく、うちのスタッフ全員に言えることですし、また、面談を受けられた保護者の方々にも言えることではないでしょうか。

 

あまり書くと、市を批判しているだとか、関係機関を批判しているだとかに捉えられちゃうので控えますが、名称や形式・それぞれのプライドに囚われるだけのお門違いのケアではなく、ちゃんと専門的に、それぞれの子どもや家庭に合ったケアをきちんと行えるだけのシステムの構築を、市には急いで欲しいと思いますね。

 

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