小学生の息子の学校の授業に「書道」があるのですが、書道の授業がある度に、習字セットを持って帰ってきます。
硯や筆などを洗ってあげるのですが、その時の墨の香りがなんとも落ち着くんです。
習字で使われる墨は、菜種油やごま油の油煙や松煙から採取した煤を膠で固めたものなのですが、そのままですと、膠の香りがきつすぎるため、一緒に香料を混ぜるそうです。
墨の香りは、その香料の香りだそうです。
墨に使われる香料には、麝香や白檀、龍脳などが使われていて、どれも鎮静効果があります。
墨の香りを嗅ぐと落ち着くのはこのためなんですね。
最近では、ブランド物の香水などにも、「墨の香り」をアピールした商品も出ているそうですね。
海外の日本好きな人々からは、割と人気があるようです。