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2012年 1月

OECD

2012/01/16

タイトルにあるOECDという言葉は、この数年、新聞などでも目にする機会があるのではないでしょうか。

新聞などでその言葉を見るのは、主に世界共通の学力調査の結果が多いことと思います。

OECDと言われてもピンとこない方が多いと思いますので、今日は、OECDがどういう機関なのか少し説明したいと思います。

OECDは正式名称を経済協力開発機構といい、英語では、Organisation for Economic Co-operation and Developmentといい、その頭文字をとってOECDと表されています。民主主義を原則とする先進国家が集まる唯一の機関であり、パリに本部が置かれ、公用語は英語とフランス語です。別名「先進国クラブ」とも呼ばれ、現代のグローバル化の時代において、経済・社会・環境などの諸問題に取り組んでいます。

経済といわれれば、子どもに直接的にかかわりがないかのように思われますが、経済と教育は切っても切れない関係です。

というのも、教育を受ける環境にあるからこそ、経済が発展するわけで、教育が行き届いていない国は、経済が発展しづらい傾向が強いからです。

そのため、OECDのように、先進国国家が集まって、教育に関しての統計を取ったり、研究を深めたりすることは、ひとりひとりの子どもにちゃんとした教育をいきわたらせるためにも必要なことと言えます。

OECDが主催するPISAの学力調査は、3年ごとに、数学的リテラシー・科学的リテラシー・読解力の3分野において、世界共通で行われるわけですが、2006年のの学力調査では、日本の順位が下がってしまったことで、新聞などで大々的に取り上げられました。

学力調査の順位が下がってしまったことで、ゆとり教育を見直し、カリキュラム数を増やし、学習時間を大幅に増やすという対応を行っているわけです。

数年前から、小学校などの学習時間が増えたのはこのためです。

ですが、勉強する時間をただ増やすだけで学力そのものが伸びるという考えは、どうも安直に感じます。

時間よりもその内容を考えなければならないと思うのですが・・・。

というのも、確かに学力では、2000年・2003年・2006年の国際的位置づけよりは、2009年の順位が高くなっていますが、反比例して、2011年に、同じOECDで行った幸福度調査では、加盟国34カ国中19位という微妙な順位です。

学力は高くても、たとえば、「自分には頼れる人がいない」と感じるのは調査対象の90%、「過去1ヶ月で他人の手助けをしたことがない」のは23%、「5年後、今よりも自分の生活に満足していると希望を持っている」のは40%(ちなみに、この結果は加盟国の中で最低ラインです)、「日々の生活の中で、肯定的な経験(喜びや嬉しさなど)よりも否定的経験(寂しさ・悲しみなど)を感じることのほうがおおい」のは68%などといった、極端に幸福度が低いという結果が出ています。

ちなみにこの調査は15歳以上75歳未満の6000名を対象として行われました。

社会に出たおとながあまり幸福を感じていないのは、現代日本ではいたるところで顕著に見られますが(だからといっておとなが幸福を感じないことそのものを肯定するわけではありませんが)、やはり引っかかるのは、その対象者の中に15歳から18歳の子どもがふくまれていることです。

調査の中には、将来への夢や希望・期待などを質問する内容もあり、その結果、半数以上が夢も希望も持っていない上に孤独であると感じている現状です。

学力をあげることは悪いことではありませんが、学力だけでなく、同時に「人間」としての在りようにもきちんと目を向けなければならないのではないでしょうか。

教育とは、学力だけでなく、社会的な生き物としての「人間」の在り方もはぐくむものではないでしょうか。

 

これからを生きる子ども達が、少しでも未来に夢や希望をもてるよう、私たちおとなが生きることを楽しむという前向きなモデルを日々示さなければならないのでしょうね。

 

 

 

 

お片づけの時間

2012/01/16

今日は3・4・5歳児クラスの様子を紹介します。

夕方片づけの時間になり、日頃のんびり屋でお話しをきくときも違うところを見ていたり‥

そんな年少さんのHくんが、部屋のすみにちらかっていた車をみつけ、触ろうとしていました。

いつもならそのまま遊びだすと予想してそっと見ていると、ちょっと左右にタイヤを動かし、優しく持ち上げて片づけていました。

“Hくん、車片づけてくれたとー?”ときくと

“人のよー、人の”と言い、自分が使ってない物を片づけてくれました。

 

その時の顔がニコニコしていて、こっちまであったかくなりました。

3・4・5歳児担当 Yosihara

休日

2012/01/15

休日は皆さん何をしてお過ごしでしょうか?

疲れが溜まって睡眠にあてる人、子ども達と思い切り遊ぶ人、趣味を楽しむ人、家の用事を済ませる人などなど、休日の過ごし方は人それぞれです。

休日にまで仕事をする人も、日本には多くいることと思います。

よく、日本人は休み方や休日の過ごし方が下手だといいます。休むということを=サボるという間違った認識を持つ人も多いですよね。

 

特に、バブル時期を経験した人や戦後の高度成長期を経験した人に多い気がします。

そのころは、戦後で物もお金も人も極端にないというのが日本という国の現状でしたし、経済的にもこれ以上ないところまで落ち込んでいましたから、動けば動いただけ、働けば働いただけ、結果が出やすく、底辺から上へ上へと上る一方だったのです。

ですので、休みも取らず、とにかく働いて、生活の水準をあげる事や経済を良くする事に躍起になっていたわけですが、現代日本はもう時代が違います。

経済は上り詰めるところまで上り詰め、下降線をたどるばかりで、失業率も高くなり、経済的にはかなり不安定な状態です。

だからといって、では、また戦後のように、休みも取らず闇雲に働けばいいのかと言われると、今の時代でそんな方法が通用するわけはありません。

休みを取らずに働くことは、日本ではさも美談のように受け取られますが、その実、様々な病気を引き起こすだけで、結果として短命で終わってしまうことにつながります。特に現代の日本では、そう言えますね。

 

現代社会は情報社会と言っても過言ではないくらい情報が溢れている上に、科学や文明もまだまだ進化するものの、頭打ちの感は否めない状態です。そんな高度な文明社会において、比例して付きまとうものがストレスです。

現代社会では、このストレスと上手に付き合っていかなければなりません。

ストレスは、全くないのも問題で、ほどほどにストレスを感じるのも必要なのですが、抱えすぎると様々な病気を引き起こします。

そうならないためにも、適度な休息や適度な息抜きの方法を身につけることが大切ですね。

 

自分の好きなことをする時間を、週に1度でもいいので持ったり、逆に、何にもしない時間を持ったり、自分に合ったリフレッシュの仕方を見つけ、休日を有効に使いたいですね。

特に、これから先の時代を生き抜いていかなければならない子ども達には、生きる力を身につけると共に、自分の時間の使い方も同時に身に着けてほしいと思います。

 

進級の準備

2012/01/14

今日は久しぶりにまねっこ組の子ども達と一緒に給食を食べました♪

今日の給食に入っているものをスプーンですくい上げて、「せんせい、これなに?」と聞いてくるので、「これはだいこんで、その黄色いのがコーンだよ」と教えながら楽しく食べていました。そしたらある子が、空になったお茶碗を持って、おかわりをする場所と自分の席を行ったり来たりしています。。きっとおかわりをしたいんだろうなと思って、おかわりする?と聞いてごはんをついであげました。そしたらまねっこの先生が、「今日は池田先生が来てくれたけん、おかわりできてよかったね」とその子に言ってたので、後でなぜか聞くと、もうすぐ以上児さんのクラスに進級します。以上児さんのクラスでは、おかわりをする時は「おかわりしていいですか」と大きな声でみんなにきいてからおかわりが出来るようになっているので、まねっこの先生達は行ったり来たりしているのに気づいても、あえて何も言わず、自分の口で言えるように練習させていたのです。

またまねっこ組のみんなとごはんを一緒に食べる時にしても何にしても、そんな行動が見えたときは私も自分から言って来てくれるまで見守ろうと思います。

給食室 池ちゃん

科学

2012/01/14

科学と言えばみなさん何を思い浮かべるでしょうか?苦手イメージを持たれてる方が多いのではないかと思います。

詳しい専門的なことは、確かになじみがなく難しいように感じられるかもしれませんね。ですが、子ども達にとっては日々の生活そのものが「科学している」と言っても過言ではありません。

「どうしてだろう?」

「ほんとにそうなのかな?」

自然や食べ物、他人などなど、自分の身の回りの環境に、疑問を持ったり不思議さを感じたりすることで、自ら働きかけ、そして、自分なりに何かを得るという環境との相互作用は、科学の第一歩です。そこには、必ずしも明確な答えが必要なわけではなく、重要なのは、疑問に感じることや不思議に思うことです。

いわゆる「答え」を身につけたところで、それはただの知識であり、順序だてて考えることや疑問に向き合い解決しようとすることなどは身につきません。

よく見られる子どものいたずらも、実は科学していることの表れでもあります。むやみに制止するのではなく、子ども達の科学する力を大切にしたいですね。

選択

2012/01/13

人間は生きていく中で、様々な選択をしなければいけません。選択の連続と言っても過言はないくらいです。

朝、何時に起きるか、朝ごはんに何を食べるか、どうやって職場まで行くか、職場でどのように働くか、昼食には何を食べるか・・・といった具合に、1日の中でも常に何かを選択して生きています。

そして、その選択には必ず責任が生じてきます。

自分がした行動に対しての責任です。

ですので、何かを選択する際には、周りに迷惑をかけないか等を考慮して決めなければいけません。他人のことを考えなければ、何をやってもいいということになってしまい、無秩序な世の中になってしまいます。

と、難しく書きましたが、本来わたしたちおとなは、上記のようなことを、無意識で自然にやっているわけです。

ただ、昨今よく耳にする「クレーマー」と呼ばれる人たちは、どうも権利ばかりを主張して、自分が果たすべき義務や責任を果たしてない気がします。

そういったおとなは、小さいころから何かを選択し、選択したことに対しての責任を負ってこなかったのではないかと思います。

ですが、それは、その人たちが育った環境や家庭、その人たち自身の問題というよりも、これまでの日本の教育の弊害のような気がしてなりません。

小さいころから「こうしなさい」と一方的にいろんな方法だけを教え込まれ、自分で考えるということも、やってみて失敗するという経験もないまま、言われたことだけをきちんとこなすのが「良い子」だとされてきた日本で、おとなの言うとおりに生きてきて、社会に出て突然、何もかもを自分で考え、選ばなければいけない環境に放り出されてしまい、困っているおとなたちが現代社会にどれだけいることでしょうか。

社会的にも問題になっている「指示待ち族」といわれる社会人にも当てはまることですね。

おとなの言うとおりに「良い子」で生きてきて、社会に出たら自分で何も考えられず、指示通りにしか動けないという状況は、教育の弊害としか言いようがありませんし、とても不幸なことだと感じます。

そういった不幸な社会人を減らすためにも、教育を根本から見直し、子どもの人権をもう一度考え、ひとりの人間として本当に人生に必要な教育を行えるような国に、日本も少しずつでも前進していって欲しいと心から願ってやみません。

不思議

2012/01/13

今日一人の職員の一言で保育室の模様替えをしました。もともとある棚やままごとゾーンをなどを少し移動するだけで、新しい玩具が来たような感じで「最近遊んでないね」と思っていたゾーンでも急に遊び始めます。その中でままごとでも今までとは違った遊びなどしているのを見て「場所を移動しただけなのに」と不思議に思いました。

01クラス担当 時安

チューリップ

2012/01/12

毎年、秋になるとチューリップを植えています。

卒園式の時に、園で育てたチューリップを1本ずつ、卒園児に渡したいと思って始めたことなのですが、なかなかタイミング良く育ってくれません。

といっても、全く育たないというわけではなく、蕾の状態だったり、花が咲ききってしまった後だったり、本数が足りなかったり・・・

タイミング良く咲かそうと思えば、たとえば球根を冷蔵庫で寝かせて育成期間を考慮して植えつける等の方法があるのですが、それではやっぱり自然ではないですし、気温や天気などによって、育ち方や開花時期が違ってくるということに気づくこと自体に、意味がありますので、自然の気候にまかせて、タイミング良く育つようにと毎年願いを込めながら植えています。

チューリップといえば、真っ先に思い浮かぶのがオランダでしょうか。

それもそのはず、チューリップはオランダの国花ですので、様々なメディアなどでオランダが取り上げられるときは、必ずと言っていいほど、チューリップがセットになっています。

国花ということもあって、チューリップにまつわるオランダの民話があります。次のようなものです。

ある美しい少女がいました。その少女に3人の騎士が求婚しました。求婚するときに、一人は黄金の王冠、一人は剣、一人は財宝をもって、それぞれ愛をささやきました。しかし、三人の騎士から求婚されたものの、少女は誰か一人を選ぶことはできませんでした。少女は悩んだ末に、花の精霊にお願いして、自分を花の姿に変えてもらいました。3人の騎士が持ってきた王冠は花に、剣は葉に、財宝は球根になりました。そして、花の姿に変えられた少女の名前から、その花はチューリップと名付けられました。

私たちは、生きていく限り、何かを選びながら生きていかないといけません。選びきれないことに遭遇することもしばしばです。

選ぶということは、何かを捨てることでもあります。

だからこそ、選びきれないとき、それぞれを上手く取り入れて別の形にして残していくということが大切なのではないでしょうか。

それが、これからの時代に必要な「共生」ということにもつながっている気がします。

 

茜で~す(。^・^。)★

2012/01/12

ブログと言うものを初めて書いている、わくわく、わんぱく、しっかり組担当の浦山です。

年が明け、2012年に入り子ども達は更に元気度が高まり、毎日寒さに負けず活発に動き回っています。大人の私たちは、子どもたちの元気パワーをもらって日々過ごしています。

今日1月12日の子ども達の様子をご紹介いたしまーす(。^・^。)

今日は、★音楽教室★があり、わくわく、わんぱく、しっかり組さんの順番に講師の先生と楽しくリズム遊びや歌などを歌って過ごしました。音楽教室を待っている間は、お外遊びとお部屋と分かれて過ごしています。

お外遊びを選択した子ども達は、ブランコ、うんていやすべり台などをして楽しんだり、男女問わず皆でサッカーなどをしていました。活発に動いていた子ども達です(。^・^。)

お部屋遊びを選択した子ども達は、折り紙、ぬりえ、ままごと、アイクリップや積み木など遊びたい遊びを十分に楽しんでいました。

友達同士誘い合って楽しく遊んでいました。(。^・^。)

★★おしまいです★★

☆☆PS☆☆

これから、ブログを通して子ども達の様子や様々な事などをお知らせしていきたいと思っていますので楽しみにしていて下さいね☆★☆

わくわく、わんぱく、しっかり担当の   茜でしたー(。^・^。)★★★

1月の予定

2012/01/11

13日(金) 退避訓練

17日(火) 身体測定

18日(水) わんぱく組 クッキング

20日(金) お誕生日会

23日(月) しっかり組 クッキング

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