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園長の日記

節分

2012/02/03

今日は節分で、暦上では春の始まりです。

といっても、今日も気温は低く、最低気温が氷点下になる予報ですので、春と言われてもなかなか実感はできないかもしれません。

最近では、日が落ちるのが日に日に少しずつ遅くなり始め、ふと道端を見れば、春に向かって花を咲かそうとしている草花が蕾をつけようとしていたり、空気の匂いもキリっとした冬真っ只中の冷たく澄んだものから、少し柔らかくほんのり草花が芽吹くようなものに変わりつつあります。

こうやって少しずつ、冬から春へと変遷していくのでしょうね。

今日は節分ということで、お昼ごはんに恵方巻きが出たり、午前中には豆まきを行ったりします。

この日に備えて、子ども達はそれぞれ、鬼のお面を作っているのですが、残念ながら私は朝早くから出張のため、豆まきにも参加できませんし、恵方巻きも食べられません(*`ε´*)

もうほんとに残念でならないのですが、日本の今後の子どものための動向をきちんと理解するために、いろんな情報を仕入れてこなければなりませんので、泣く泣く我慢です・・・。

園に戻ってから、子ども達や先生達に、感想を聞きたいと思います!

みんな私の分までしっかり楽しんで、後でゆっくり話を聞かせてね!!!!!!

 

ということで、いってまいりまーす!

2012/02/02

人間の脳は、寝ている間にも動いています。

寝ている間に見る夢は、この脳の働きによるものです。

まだ、夢の詳しいメカニズムはわかっていませんが、いろいろな説があって、生きるために脳が動き続けているためという説と、寝ている間に記憶の整理をしているという説もあります。

すぐに忘れてしまっていいもの、何日か覚えておいた方がいいもの、長期間にわたって覚えておいた方がいいものとを、脳が整理しているから起こることだという説が現在はもっとも有力な説のようです。

必要ないものを忘れようとするときや、逆に必要なものを覚えておこうとする働きをしているうちに、勝手に話を作り上げてしまってできるのが「夢」だという考えの学者さんもいるようです。

子どもはよく、寝ている間に寝言を言ったり寝ぼけたり夜泣きをしたりしますが、寝ている間に脳が活発に動いて、いろんなことを整理しようとしているんでしょうね。

特に、乳幼児期は、いろんな刺激を受けやすく、様々な事象を吸収しやすい時期でもありますから、寝ている間も脳の働きはおとなに比べて活発なのかもしれません。

お昼寝をしている子ども達を見ると、しかめっ面をしている子やニヤニヤ笑っている子など見かけることがあります。

それぞれの脳の中で、いろんなお話が出来上がっているのでしょうね。

覗いて見れたらいいなぁ・・・。

 

ちなみに、昨日、私が見た夢には東方神起のゆちょん君が出てきました・・・・・・・

 

 

 

私の脳は何の整理してたんでしょうね?(笑

ハーブ

2012/02/01

今夜から冷え込みが激しくなるようです。

予報では、明日は、最高気温が3℃までしかあがらないようですが、そんな中、明日は10時から糸島消防署の皆さんと一緒に退避訓練です。

寒くないように、完全防備で登園してくださいね!

さてさて。

こんなに寒い日は、ハーブティーなどで身体を内側から温めるのが効果的です。

ハーブの持つ効能は、太古の昔から様々な国で活用されてきました。

日本で言えば、紫蘇やしょうが、ネギ、にんにくなどが有名ですね。

寒いときは、ジンジャー(しょうが)を料理に使ったり、飲み物にすり入れたり、ちょっと一工夫するだけで、身体を内側から温めてくれます。

ハーブティーなどで、しょうがの香りが強すぎると感じる場合は、はちみつやラベンダーなどと一緒に混ぜ、ジャムを落としたりすると、くせがなく飲めます。

他にも、ハーブには、老化を防いだり、乾燥を防いだり、消臭効果があったりと、その効能は多岐にわたっていて、種類もかなり豊富です。

しかも、簡単に普段の生活に取り入れることができますので、わざわざ市販の高いお薬や化粧品などを買わなくても十分な効果が期待できると共に、身体にも優しく、身体の内側から自然治癒力も身につけることもできます。

数年前に卒園したあるお母さんに、お掃除のときに「はっか油(ペパーミント)」を使用すると、消臭効果があると教えていただいて、それ以降、ずっと掃除用のバケツにはっか油を1・2滴落とすようにしています。

たったそれだけなのに、掃除後にスーっとするような香りが漂い、爽快感を感じられます。

また、夏の虫除けスプレーも、ティーツリーなどのハーブ油(エッセンシャルオイル)を使って作ったものを使用しています。市販のスプレーに含まれる有害物質などが一切入っていませんので、アレルギーのある子どもにも使用でき、肌にも優しく、効能も十分に感じられます。

身体を内側から健康にして、お薬などに頼らなくてもいい自己治癒力を身につけるためにも、普段身の回りにあるものを有効的に活用していきたいですね。

業者さん

2012/01/31

園には様々な業者さんが出入りされます。

保育に関する教材や器具などを扱う会社や給食の材料を扱う会社、建物やそれに付随する機械などを扱う会社などなど、本当に多岐にわたる業者さんとお付き合いさせてもらっています。

こういった業者さんがいらっしゃることで、日々の保育を安定して行えます。

古くからお付き合いのある業者さんですと、営業の方が、日ごろから園で何を使うかなどを把握して下さっていて、おすすめの保育材料などを持って来園されることが多いのですが、数年前に、何度か、ある業者さんが営業に来られた時の話です。

私はてっきり、おすすめの保育材料か何かをお持ちになられたんだろうと思い、奥の相談室へお通ししたんですが、なんと持ってこられていたのは宝石類!

それも何十万もするようなアクセサリーばかり・・・(笑

それを勧められて、正直なところかなりウンザリしちゃいまして、

「同じお金をかけるなら、どこかに寄付するなり、園の子ども達のために使ったほうがよっぽどマシなので、今後一切、こういったことはやめていただけますか?」

と、笑顔でハッキリとお断りしたのですが、効果があって、その後、そちらの業者さんは、一切そういった類のものを園に持ってこられることはなくなりました。

そういえば、そちらの業者さんが園へ出入りすること自体もかなり少なくなったような・・・?むしろ、この1-2年営業の方にお会いしてないような・・・?(笑

こういった営業をするってことは、そういった品物を園の中で平気で購入する同業者の方が多いってことなんでしょうね・・・。

そういったことを目の当たりにしたとき、そういったものを園で購入する人たちは、何のために保育園や幼稚園を運営しているんだろうって不思議に思います。

同時に、子どもに関するものを取り扱っているなら、業者さんにもそのあたりのプライドは持って欲しいなと思いますね。

誤解のないように言っておきますが、そういった子どもに関係のないものを売りつけようとする業者さんはごくごく一部で、私が知っている限りでは1社だけです。すべての業者さんが同じようなことをされているわけではありませんので、園に出入りする業者さんを温かい目で見守ってあげて下さいね!

 

いきなり団子

2012/01/30

今日のおやつは「いきなり団子」だったんですが、実は、私はこのいきなり団子が大好きなんです。

おなかが減ったときに、ちょっと食べるのに最適で、中身がさつま芋とあんこなので意外と腹持ちもします。

九州圏内の出張で車移動のとき、途中のパーキングなどには、このいきなり団子のできたてあつあつが売ってある事があるんですが、見かけたらつい買っちゃいます。

いきなり団子は、熊本の一般家庭で伝統的に作られ続けているという郷土料理なのですが、名前の「いきなり」には由来があって、いくつかの意味がかけられています。

ひとつめは、「いきなり」という言葉が熊本の古い方言で、「簡単」という意味です。簡単にできる団子で「いきなり団子」というわけです。

ふたつめは、「生き成り」つまり「生の芋」を使った団子という意味です。

みっつめは、いきなり来客があってもすぐに出せる団子という意味です。

ひとつの言葉にいろんな意味が込められているお菓子というのも結構珍しいですよね。

こういうふとした時に、日本語の便利さや奥深さを感じます。

何気なく口にするお菓子も、こうやってその由来などを知ってから食べると、味わいも深いものになりますね。

ちなみに、画像のアニメ「ケロロ軍曹」の作者が熊本出身で、このアニメにはいきなり団子が出てきます。アニメとタイアップした商品が売り出されているみたいです。

ちょっと欲しいな・・・これ・・・・(笑

発表会の演目

2012/01/29

昨日、夕方から定例の職員会議がありました。

翌月の予定や、研修報告、各クラスの子どもの様子やそれぞれの子どもの翌月の課題などを報告したりするのですが、今月は、3月に行われる発表会の各クラスの演目決定もありました。

この数年、子ども達の間で定番になっているのがEXILEなのですが、今年度は、まねっこさんと幼児クラスの曲がかぶってしまいました!

どちらのクラスの子ども達もかなりお気に入りらしく、今年度は、同じ曲でいってみようということになりました。

同じ曲でも、その振り付けや子どもの発達段階は違います。

まねっこさんの発表と幼児クラスの発表を見比べて、それぞれの発達段階によってできることが違ってくることなど、そういった視点でそれぞれの発表を見てみるのもいいかもしれません。

今から発表会が楽しみです。

保護者会

2012/01/28

今日は午後から保護者会役員会がありました。

うちの園では、年に数回、保護者代表の役員さんに園に集まってもらって、行事や今後の保育などの議題で話し合いをしています。

今回の議題は、3月に行われる発表会と卒園式などでした。

毎回、コーヒーや紅茶を飲みながら、おやつを食べながら、わいわいと楽しく会を開かせてもらってるのですが、こういう形で、保護者の方に気軽に園に来ていただくことはとても嬉しく感じます。

何気ない会話でも、そういったものを積み重ねることで信頼関係を築けますし、様々な視点から子どもを見つめることで、子どもにとってよりよい環境づくりへ前進することができます。

このHP上でも明記していますが、保育とは、園にいる保育者だけが行うものではないと思っています。

保護者はもちろん、地域の方や他の子ども達など、子どもの周りにいる人すべてが保育者であり、それぞれからの視点でのかかわりが、「保育」であると思っています。

 

信頼

2012/01/27

現在、来年度に向けての移行時期に入っているのですが、それぞれの子ども達が、興味のある子から順番に、ひとつ上のクラスに遊びに行っています。

まずは午前中や午後のあそびの時間から始め、徐々にお昼ごはん、お昼寝と、ひとつ上のクラスで過ごす時間を増やしていくわけですが、最初のうちは必ずそれまでのクラスの先生が付き添います。

不安を抱えやすい子や新しい環境が苦手な子などは、これまで親しんだ先生がそばにいることで安心感を得ながらも少しずつ離れていこうとします。

これは、子どもと先生との間に、信頼関係があるからです。

「先生がそばにいるから」という安心感は、次のステップに挑戦する意欲につながります。

そして徐々に、その先生がいなくても、新しい環境に自ら慣れ親しんでいきます。

 

先日、あるスタッフのブログを見て、信頼関係があるからこそできるワザだなと感心しました。

ちゃんと、子どもたちの次のステップを考えて、おとなとだけの関わりから、子ども同士への関わりへとつなげることも自然な形で進められていて、自然な形での移行が進んでいるなぁと感じました。

子ども達が自ら、新しい環境に働きかけ、次のステップへと自ら足を踏み込もうとすることは、自立へ向けての大きな一歩だと感じます。

私たちおとなは、子どもに対して「わからない・できないだろうから、やってあげなければいけない」という思いに囚われがちですが、一歩引いて子ども達へ間接的に働きかけたり、次の段階へ進むための環境を準備してあげることで、子どもは自ら次の段階へ発達しようとする姿を見せてくれます。

その姿をきちんと見つめ、子どもが自ら発達しようとする力を奪わないことが、とても重要なことだと思います。

 

植物の力

2012/01/26

冬の時期、気になるのが乾燥です。

ひじやかかと、ひざなどが乾燥によって白く粉吹いたり、全体的に肌がカサカサしたり・・・。

数年前の冬、ある日、息子が膝をすりむいたのですが、乾燥により傷の治りは早いものの、今度は別のところがひび割れて血が滲んでました。

あまりお薬に頼りたくなかったため、市販の無添加のワセリンを毎日お風呂上りなどに塗ってあげてたのですが、冬が来るたびに毎日毎日保湿剤を塗らなければならない身体ではなく、自然に水分が足りている状況にしてあげたくて始めたのが石鹸づくりです(そもそもは、給食室で残った油を何かに再利用できないかと思って調べていたのですが・・・)。

手作りの石鹸には、オリーブ油やマカダミアナッツ油、レッドカロチーノ油などを使用します。サラダ油には、ほとんど有効成分は入っていませんので使用しません。

油以外の材料は、精製水と苛性ソーダ、あとはお好みによってエッセンシャルオイルなどで香りづけします。

完全に出来上がった石鹸は、成分のほとんどが普段食事の際に使っている油ですし、劇薬の苛性ソーダも、出来上がったころには石鹸成分となり、全く害がなくなります。小さな子どもが誤って口に入れても大丈夫なくらい天然の石鹸ができあがります。

何よりもうれしいのが、油に含まれる様々な有効成分が肌に働きかけるのと、天然のグリセリン(空気中の水分をひきつける効果があります)が、手作りの石鹸にはたっぷりと含まれていることです。

市販の石鹸、特に固形石鹸は、グリセリンとして別に商品として売り出されるために、このグリセリンを抽出してしまったものが多く、わざわざ後からグリセリンを少量加えたりしているものがほとんどです。

お菓子を作る感覚で気軽に作ることが出来ますし、無添加で、植物の持つ有効成分をたっぷり受け取ることができますので、物は試しに、と思って作ってみた石鹸を使ってびっくりです。

お風呂上りに保湿クリームなど塗らなくてもひじ・膝・かかとがガサガサすることもなく、真っ白に粉吹いていた息子の膝もつるつるに!

 

見事にハマってしまって、石鹸作りはこの数年、定期的に行い、今では市販の石鹸は使えません(笑)。

出張の際にもわざわざ自家製の石鹸を持参するくらいです。

石鹸がいいなら、化粧品もいいのでは??と、今では基礎化粧品もすべて手作りし、入浴剤はハーブやスキムミルクなどです。

おかげさまで、冬になっても息子の肌がかさつくこともなく、しっとり潤いのある肌を保てています。

 

私は・・・・

 

まぁ

 

ほら

 

年にはかないませんよね・・・・

 

 

うわあああああああああああああああん!!!!

シンプル

2012/01/25

近年、幼保一元化が騒がれています。国としても、近い将来、幼保一元化に向けての動きを始めています。

これはそもそも、同じ「子ども」なのに、保護者の就労の有無で最初の社会生活である場の施設を振り分けられてしまうことや、同じ「子ども」であるのに、就園した先の違いでその管轄が、文部科学省と厚生労働省とに分けられることなどが、果たして子どもにとって本当に必要なことなのかどうか、ということに対して、やはり同じ子どもである以上、保護者の就労等に左右されずに、質の高い保育を受けられる場所を提供する義務が国にあるとの見解から進められているものです。

これまでは、保護者が就労している場合など、家庭で保育できない事由がある場合は、幼稚園でも保育園でも選ぶことが出来ました。しかし、逆の場合は、幼稚園や託児施設しか選ぶことができません。

子どもの社会性の芽生えは、0歳児から始まることを考えれば、0歳児から家庭以外の社会生活の場を持つことが子どもの発達上、必要不可欠になってくるのですが、子どもの発達は2の次で、おとなの都合だけで子どもを振り分けてきたわけです。

子どもの発達を主体に考えた場合、やはり、おとなの都合で管轄をわけるべきではないと思います。これは本当に至ってシンプルな考えなのですが、管轄が違うというだけで、様々な軋轢が生まれています。

要するに、おとな主体の利権問題や、おとなが変わる事へ対しての不安や労力など、おとなの思惑が絡むことで、本来はシンプルな目的だったものが、歪んだ軋轢を生んでいるわけです。

もちろん、管轄が違えば、基本としている法令や様々なシステムも違ってきますし、お互いの歩み寄りがそこかしこで必要になってきます。

そのために、どちらにも有効な法案を練ったり、どちらにも有効なシステムを構築することが必要になってきますので、労力も時間もかかります。

ですが、子どもを主体とした保育を提供するにあたって、労力や時間がかかるのは当然のことです。

至ってシンプルなことなのですが、おとなが絡むと、さも複雑なことのようにおとなが騒ぎ立てます。

おかしな話ですよね。

子どもを主体としないのなら、子どもに関わらなければいいのに、と単純な私は思ってしまいます。

「子どもを主体とする」ことは、国の義務でもありますし、子どもに携わるすべての機関の義務でもあります。

何かに行き詰ったときこそ、原点に戻り、シンプルに考えるということがとても大事なのではないかと思います。

ちなみに、「保育」とは、「養護と教育が一体となったもの」ですので、あえて教育という言葉は使用していません。

 

 

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