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子どもエッセイ

ほっこり

2012/03/22

贈り物用に焼き菓子を買いに、いつも利用させてもらっている洋菓子店へ行きました。

贈り物用と自宅用とに分けてもらい、精算終了後に、あわててシュークリームを追加(ここのお店のシュークリームはとにかく絶品です!)。

ポイントカードが貯まっていたので、1000円分の割引を受けて、支払いを済ませ、お店を出ました。

夕方で、次の予定が差し迫っていて、慌てていてその場で確認しなかったのが悪いのですが、ふと

「あれ?」

と思って車を止め、レシートを確認したところ・・・

やっぱり1商品分の支払いをしていませんでした。

慌ててお店に電話を入れ、その旨を伝え、後ほど支払いに行く件を伝え、予定をクリアしてから再びお店へ。

レジで電話した者ですが・・・と伝え、無事にちゃんと購入分の金額を支払いました。

支払いが済んで、お店を出ようとしたところ、オーナーさんの奥様が奥から出てこられ、丁重にお礼を仰って、すごく安心した表情で、とてもほっこりした笑顔を見せて下さいました。

そのまま気づかないフリをして、「得した!」とやり過ごすことはいくらでもできるのですが、現代のようなどこか殺伐として、損得勘定ばかりで動くおとなが多い中、人としての最低限のマナーは守りたかったという思いもあります。

それに、いつもおいしいお菓子を堪能させてもらってますので、そのことに対しての感謝の思いもあります。

お金さえ払えば何をしてもいいというおとなが多いですが、お金は「物」への対価であって、「人」に対しての感謝の念はお金ではどうすることもできません。

今からを生きていく子ども達には、感謝の気持ちを忘れて傲慢な振る舞いばかりするようなおとなにはなってほしくないものですね。

 

自分の何気ない行動で、誰かがほっこりしてくれると、こちらまでほっこりします。

今日は本当に、心を穏やかにしてくれた1日でした。

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