この季節はイチゴの収穫がおわりがけになり、安価で購入できるようになります。
安い代わりに、傷みやすくもなるので、傷んできたなと思ったらジャムを作ることが多いのですが、そのときに、イチゴと一緒にローズヒップやローズペダルのハーブを入れます。
イチゴのビタミンだけでなく、ハーブの持つ様々な効能も一緒に取ってしまおうという贅沢な考えなのですが、このローズヒップには実に様々な効能があります。
有名なのがビタミンCを豊富に含んでいるということですが、それ以外にも、
◆毛穴の黒ずみや開きを解消する
◆日焼け防止・しみ・そばかすの防止
◆貧血・めまいの防止・免疫力を高める
◆便秘解消
◆皮膚・粘膜を丈夫にする
◆風邪予防
◆抗酸化作用
◆イライラ・ストレスの解消・リラックス効果
などなどがあります。
出来上がったジャムは、トーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、紅茶に入れたりなどで摂取できます。
余談ですが、第2次大戦中のイギリスでは、食糧不足によるビタミンの欠乏が懸念される事態が起こり、国の子ども達に、生垣に生えているローズヒップの採集命令が出た記録が残っているそうです。
それほどまでに、ローズヒップに含まれるビタミンCなどが豊富だということと、そのことが周知されていたという証ですね。