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子どもエッセイ

おおかみこどもの雨と雪

2012/08/15

2日連続で映画を見に行き、2日目は「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました。

CMでもご存知の通り、おおかみと人間のハーフである子ども達のお話です。

監督は、「時をかける少女」「サマーウォーズ」を代表作に持つ細田守氏で、原作も脚本も手がけています。

かわいらしいキャラクターは、「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの貞本義行氏がデザインしています。

主人公であるふたりのおおかみこどもは、成長するにつれ、おおかみとして生きるのか、人間として生きるのかの選択を否応なしに迫られます。

その過程で、様々な葛藤をそれぞれが抱え、自分で自分の生きる道を決めていきます。

母親はそれぞれの子ども達が、どのように生きていくのか、それぞれが決めた道を、ただ見守ることしかできません。

設定は、確かに、おおかみと人間との恋、結婚、おおかみこどもの出産と、フェンタジーではありますが、その生き方は、現実と変わりないのではないかと思います。

現実世界で生きる私たちも、自分の人生を自分で決めて、自分で責任を取って、道を進んでいくしかありません。

自分の人生は、たとえ両親であっても、決定することはできません。

ですから、親は、その字の如く「立ち木の陰から見守る」ことしかできないのです。

そして、子ども達に必要なのは、自分の生きる道を自ら決定するために、生まれたときから「自分で選ぶ」ことなのではないでしょうか。

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