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子どもエッセイ

カビ

2012/06/16

この時期はとにかく湿気が多く、頭を悩ませるのが「カビ」ですね。

日ごろ、お風呂場などは、カビが生えないように気をつけているのですが、どうしてもこの時期は気を抜くとすぐにカビが生えてしまいます。

カビと聞くと、「汚い」「不潔」「危ない」というイメージが強く、食中毒やアレルギーの原因にもなっていますが、意外と、食品や薬品などを作るのに重要な役割を持っているんです。

例をあげると、食品では、ゴルゴンゾーラやカマンベールなどのチーズ。

これらはアオカビやシロカビが分泌する酵素による作用を利用してできる食品です。

日本の食品では、日本酒・焼酎・醤油・味噌などです。

これらはコウジカビを繁殖させて醸造します。

薬品では、ペニシリンが有名ですね。

アオカビの分泌物より抽出され、梅毒・淋病・破傷風・猩紅熱などの特効薬になります。

 

このように、一方ではヒトにとって害をもたらす物でも、もう一方では、ヒトに有益になる物が自然界には多くあります。

これはそのまま、人間そのものにも言える事かもしれませんね。

 

ちなみに、『イブニング』で連載されている石川雅之さんの『もやしもん』という漫画は、とにかく菌がいっぱい出てくるマンガです。

漫画のくせに(笑 字数が多くて1冊読むのに時間がかかるのですが、結構勉強になります。

出てくる菌たちがとにかくカワイイんですよねえ(笑。

 

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